Chromebookは、Googleが開発したクラウドベースのオペレーティングシステムであるChrome OSを搭載したノートブック型のコンピューターです。Chromebookのメリットとデメリット、Chromebookにできることとできないこと、おすすめ機種、実際の使用感について、以下にまとめてみました。
Chromebookのメリット
- シンプルで使いやすい: Chromebookは、Chrome OSが軽量でシンプルなインターフェースを持っており、使いやすさが特徴です。ブラウザベースの操作が中心であり、簡単なアプリやウェブアプリを利用することができます。
- 高速起動: Chromebookは、SSDを搭載しており、高速な起動が可能です。電源を入れてから数秒で使い始めることができます。
- セキュリティが強化されている: Chromebookは、セキュリティが強化されており、ウイルスやマルウェアの脅威に対して高い防御力を持っています。また、定期的な自動アップデートにより、セキュリティが最新の状態に保たれます。
- Googleのエコシステムとの連携: Chromebookは、Googleのエコシステムとの連携が強化されており、Googleのサービスやアプリを利用しやすい環境が整っています。例えば、GoogleドキュメントやGmailなどのクラウドベースのサービスをスムーズに利用することができます。
- バッテリー持続時間が長い: Chromebookは、一般的にバッテリー持続時間が長く、一日中使っても充電を気にすることなく利用できることが多いです。
- 低価格: Chromebookは、一般的なWindowsやMacのノートブックに比べて低価格であり、コストパフォーマンスが高いと言われています。そのため、予算に制限のあるユーザーや学生などにとって、手頃な価格でノートブックを入手することができます。
Chromebookのデメリット
- オフライン環境での制限: Chromebookはインターネットに接続されていることを前提としており、オフライン環境での利用が限定的です。オフラインでの作業やアプリの利用が必要な場合には制限があります。
- アプリの制限: ChromebookはChrome OS上で動作するため、一般的なWindowsやMacOS向けのソフトウェアやアプリが利用できないことがあります。特定のアプリを使用する必要がある場合には、互換性の確認が必要です。
- ストレージ容量の制限: Chromebookはクラウドストレージを前提としているため、内蔵ストレージ容量が限定的なことがあります。大量のファイルを保存する必要がある場合には、外部ストレージを利用する必要があります。
- ハードウェアの性能が限定的: Chromebookは一般的に低価格帯の製品が多いため、ハードウェアの性能が限定的なことがあります。高性能なゲームや大規模なデータ処理を行う場合には、性能が不足する可能性があります。
- 依存先のクラウドサービス: ChromebookはGoogleのクラウドサービスに強く依存しており、Googleアカウントが必須となります。Googleのサービスを利用しないユーザーや、他社のクラウドサービスを使用したい場合には制限があります。
- カスタマイズの制限: Chrome OSは比較的シンプルで使いやすいインターフェースを持っていますが、一方で高度なカスタマイズや設定の変更が制限されていることがあります。細かな設定を変更したい場合には限定されるか、コマンドラインを使用する必要があるかもしれません。
Chromebookにできること、できないこと
【できること】
- ウェブブラウジング: ChromebookはGoogle Chromeブラウザがデフォルトでインストールされており、ウェブブラウジングを快適に行うことができます。
- Googleサービスの利用: ChromebookはGoogle製品との親和性が高く、Gmail、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、GoogleスライドなどのGoogleのクラウドベースのアプリケーションを利用することができます。
- クラウドストレージ: ChromebookはGoogle Driveが統合されており、クラウド上でのファイルの保存や共有が容易に行えます。
- メールやカレンダーの管理: GmailやGoogleカレンダーを利用して、メールの送受信やスケジュールの管理ができます。
- アプリケーションのインストール: ChromebookはGoogle PlayストアからAndroidアプリをインストールすることができます。
- オフラインでの利用: オフラインでGoogleドキュメントやGmailのような一部のアプリケーションを利用することができます。
【できないこと】
- WindowsやMac OS用のソフトウェアの利用: ChromebookはChrome OSが搭載されており、WindowsやMac OS用のソフトウェアを直接インストールして利用することはできません。
- ゲームの高性能な実行: Chromebookは一般的に低性能のハードウェアを搭載しており、高性能なゲームを快適に実行することができない場合があります。
- オフラインでの完全な機能: Chromebookはオンライン環境を前提として設計されており、オフラインでの完全な機能が制限される場合があります。
- ソフトウェアの自由なインストール: ChromebookはChrome OS上でのみ利用可能なアプリケーションをインストールすることができますので、WindowsやMac OSのように自由にソフトウェアをインストールすることができません。
2023年おすすめ機種5選
2023年現在、おすすめのChromebook機種は以下のようなものがあります。
1.Lenovo IdeaPad Duet370 Chromebook: -in-1デザインが特徴で、キーボードを外せばタブレットとしても使用することができます。
2.Lenovo IdeaPad Frex 560i Chromebook: フレキシブルな2-in-1デザインが特徴で、タッチスクリーンを搭載しています。高性能なプロセッサーや、快適なキーボードなどが魅力的です。
3.ASUS Chromebook Flip C434: 高品質なデザインと性能を備えた2-in-1デバイスで、タッチスクリーンやバックライト付きキーボードなどが特徴的です。
4.HP Chromebook x360 14: 高性能なプロセッサーや大画面ディスプレイを搭載し、高級感のあるデザインが魅力的なChromebookです。
5.Acer Chromebook Spin 311: 約1kgの軽量設計で、約206×290mmのボディはA4用紙より小さいコンパクトサイズ。どこへでも気軽に持ち運んで、作業を快適にこなせます。
これらのChromebookは、高性能なハードウェア、優れたデザイン、長時間のバッテリー持続時間などを備えており、Chrome OSのスムーズな動作を楽しむことができます。ご自身の用途や予算に合った機種を選ぶことをお勧めします。
実際にChromebookを使用した感想
現在私は以下の機種を使用しています。
楽天セールで購入し、ポイントが5000ほど付与されたので、実際には2万円台後半で購入することができました。私はPCでゲームをすることはなく、WEBブラウジングやYou Tubeの視聴、ブロク記事の作成等のライトユーザーではありますが、実際に使用してみて、不満に思うことはLINEのビデオ通話ができないことと、普段仕事でWindowsのPCを使用しているので、キーボードの違いによる若干の操作感の違いを感じるくらいです。それ以外は本当にサクサク動いてくれるので、ストレスなく使用することができています。キーボードを外すとタブレットとしても使用できるので、持ち運びが非常に便利です。現在販売されているChromebookは高性能ながら安価で、なおかつデザイン性の高いものや、コンパクトで持ち運びしやすいものなどが多数あります。是非、Chromebookで快適なPCライフを送ってみてはいかがでしょうか?
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